萬塾

企画提案者:大津の町家を考える会

「 大津絵ってどんなん?」

大津絵研究の専門家 大津歴史博物館学芸員の横 谷氏が語ります。

大津絵は現在も全国的に有名です。この大津絵、当初は追分絵、山科絵とも呼ばれて、びわ湖も見えない追分から大谷の街道沿いで描かれ売られていました。

昨年の秋の講座では、「大津絵の真贋」と題する講演を同じ横谷学芸員にお願いしました。新しい住民が増えてきた大津で、大津絵の講座は人気がありました。また横谷学芸員も「大津絵についてはもっともっと話があり一回では終わらない」と話されていましたので今回連続講座としてお話を伺います。

日程 内容 受講料
第一回 大津絵を生んだ大津追分の地理的条件 6月10日(日)午後1時 追分でなぜ大津絵が販売されたのか? 当日:1,000円

事前申込:900円

第二回 大津絵一地域限定絵画としての戦略 6月24日(日)午後1時 大津絵が広まった原因は何があったのか? 当日:1,000円

事前申込:900円

第三回 「鬼瓦」工房を訪ねる 6月30日(土)午前10時

JR比叡山坂本駅前集合

『美濃部鬼瓦工房』見学

定員 15名

当日:1,000円

事前申込:900円

瓦といえば現在は滋賀県・近江八幡がなんとなく有名ですが、大津の坂本には昔沢山の瓦工房がありました。長崎に居た彼のシーボルトもそこの立寄り見学したそうです。

現在、大津市・下坂本に社寺仏閣の鬼瓦を専門に製造されている工房があることはご存知ですか?今回は外部講座としてこの『美濃部鬼瓦工房』を訊ね見学させて戴きます。

萬塾【活動報告】

『萬塾』は、大津の町家を考える会が14年近く前から続けている講座で、今回は、「大津絵ってどんなん?」をテーマに大津絵研究の専門家である大津市歴史博物館学芸員の横谷さんの指導で2回の講座を開催しました。

第1回は6月10日「大津絵を生んだ大津追分の地理的条件」、第2回は6月24日「大津絵―地域限定絵画としての戦略」という興味あるテーマでした。

そして3回目として、6月30日、「鬼瓦工房を訪ねる」を実施しました。延べ30名の参加者が熱心に受講しました。

これからも大津市が誇る文化財である大津絵への関心を持ち続けたいと思います。