保護司による息の長い活動~再犯防止に向けた滋賀県の取り組み~

企画提案者:滋賀県更生保護ネットワークセンター

罪を犯した人も、裁判を終え、処分を受ければ、いずれ社会に戻ってきます。更生保護は、罪を償い、再出発しようとする人たちの立ち直りを導き、助け、再び犯罪や非行に陥るのを防ぐ仕組みです。保護司は、その大切な役割を担っています。

 

保護司は、法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員で、社会奉仕の精神をもつて、罪を犯した人の更生を助けるとともに、犯罪の予防のため世論の啓発に努め、地域社会の浄化をはかり、個人及び公共の福祉に寄与することを使命としています。「更生保護ボランティア」と呼ばれています。

全国都道府県に組織があり、滋賀県には9つの保護司会があります。9つとは、大津保護区、草津保護区、守山保護区、甲賀保護区、東近江保護区、近江八幡保護区、彦根保護区、長浜保護区、高島保護区です。

 

滋賀県では「滋賀県再犯防止推進計画」をSDGsの視点に沿って平成30年度に策定し、令和元年度には再犯防止「三方良し」宣言(支え手よし、受け手よし、地域よし)がだされました。

再犯防止にあたっては「居場所と出番」があることが重要で、生きづらさを抱えるすべての方に寄り添った息の長い支援を行う(知事メッセージから)ことが基本となっています。

 

そのために保護司は、「保護観察」「生活環境の調整」「犯罪予防活動」などを行ない、「もう一度やり直せる社会」、明るい滋賀・大津づくりに励んでいます。

 

お問い合わせは: 滋賀県更生保護ネットワークセンター TEL077-524-9362までお願いします。

 

 

 

原本(PDF)はこちらから    保護司会パンフレット