「環境学習の指導者層に向けたスキルアップ講座」を開催します~(その2)自然体験プログラム実践講座~




企画提案者:滋賀県環境政策課
滋賀県内では、環境リーダー(指導者)が子ども等を対象に環境学習を実践してくださっています。 しかし、環境リーダーの高齢化や担い手不足など、様々な課題に直面しており、今後これらを解決していく必要があります。 そこで、滋賀県環境政策課では環境リーダーの育成を目的に、今年度から受講者の経験値別に応じた2種類の講座を開催することになりました。
(その1)は、既に指導者としての経験がある方向け【しが環境学習担い手育成事業】(7/24〆切)です。
(その2)は、勉強中の方を含む幅広い方向け【自然体験プログラム 実践講座】(8/5〆切)です。
この2つの講座を別々にご案内します。ぜひご覧ください。
以下は(その2)に関するご案内です。
『自然体験プログラム 実践講座』 を開催します
滋賀県では、昨今“原体験”として自然に触れる機会の少ない子どもや親世代が増えていることから、「自然体験プログラム 実践講座」を開催します。
本講座では、子どもたちが生き生きと楽しみながら学べる自然遊び・自然体験を学びます。様々なフィールドを舞台に環境学習を実践している方々を講師にお招きし、参加された方々がすぐにでも自然体験(環境学習)を企画できる実践的な講座を全4回開催します。 ※ 1回のみの参加もOKです。
講座内容
基礎編
【日時】 8月23日(土)10時00分~16時30分
【場所】 淡海環境プラザ
【内容】
(1)自然体験と環境教育の意義
(2)体験的に学ぶということ
(3)インタープリテーション(教育的なコミュニケーション手法)について
(4)素材の扱い方・伝え方(実習)
(5)インタープリテーションを生かした自然体験プログラム
【講師情報】
環境教育事務所Linoworks 仲上美和 氏
環境教育とインタープリテーションを専門に、全国各地の自然と文化を生かした環境教育および着地型観光のプログラム企画開発、人材育成等に携わる。東京都にある環境教育専門団体での活動を経て、2013年、兵庫県にUターンし個人事務所を開業。インタープリター養成に加え、学校、公園、里山、田んぼなど、主に身近な自然空間にて自然体験の場づくりを行なっている。
実践編(1)
【日時】 9月13日(土)10時00分~16時30分
【場所】 坂本支所/大宮川
【内容】
(1)湖・川をフィールドとした安全管理に関する実習
(2)水生生物調査に関する方法と実践
(3)水質指標生物を用いた水質判定の実践
(4)水質簡易測定「パックテスト」の実践
(5)水生生物調査と水質調査の結果の比較、考察
【講師情報】
環境省環境カウンセラー(市民部門・事業者部門) 川島大助 氏
技術士(建設部門建設環境)。民間企業に勤務し、環境コンサルタント業務(河川やダム湖等の水生生物調査・解析・検討)を行う。また NPO 等の環境保全団体に複数所属し、様々な立場で、行政、企業、市民、学校関係への環境学習の企画・運営、環境教育を行う。環境啓発教材 ( 図鑑、冊子、ポスター、動画等)の制作にも携わる。
実践編(2)
【日時】 12月13日(土)10時00分~16時30分
【場所】 河辺いきものの森
【内容】
(1)河辺いきものの森の里山保全活動の意義と遊林会の方針について
(2)子どもたちの活動と連動したフィールドの管理方法と団体活動の紹介
(3)フィールドワーク(プログラムの狙いと組み立て方、子どもたちとの向き合い方と声掛けのコツ)
(4)刃物などの道具を子どもたちが安全に使うための指導法について
【講師情報】
遊林会 代表理事 井田三良 氏
自然に興味があり子ども対象の自然観察会などに関わったことがきっかけで企業を退職し、小学校の教諭をめざす。小学校教諭を退職後、遊林会の代表理事に就任。会の運営に携わりながら、子どもたちの環境学習の指導にも関わっている。現在は希望ヶ丘で実施されている希望ヶ丘夏休み自然塾の塾長、ダイニックアストロパーク天究館の観望会の運営に携わる天究館友の会の代表、ヤンマーミュージアムのビオトープのアドバイザー、滋賀の理科教材研究委員会のメンバーなど、滋賀県内での自然体験事業の講師やアドバイザーとして幅広く活動している。
実践編(3)
【日時】 1月24日(土)10時00分~16時30分
【場所】 湖北野鳥センター
【内容】
(1)野鳥観察の指導法について
(2)自然体験としての野鳥観察会の工夫について
(3)湖・平地をフィールドとしたプログラム体験
(4)魅せる展示の工夫について
【講師情報】
湖北野鳥センター 所長 植田潤 氏
小学生から野鳥観察にのめり込み、ライフワークは45年となっている。 中学校の教員を経て、15年前より湖北野鳥センターに勤務、野鳥観察を通して琵琶湖の自然や生態系について解説している。 現在は野鳥のみならず滋賀県内の生物全般を観察対象にしており、特に農地や人里の生き物についてその貴重性を訴えている。
定員
【基礎編】50名程度(先着)
【実践編】各回30名程度(先着)
※ 全4回連続の参加を推奨しますが、1回のみでの参加も可能です。
参加費
無料
※ 会場までの交通費や昼食代などは各自でご負担ください。
申込方法
次の申込フォームに必要事項を入力し、お申し込みください。
https://ttzk.graffer.jp/pref-shiga/smart-apply/apply-procedure-alias/r7-emvironmental-education
【8月5日(火)〆切】
広報物(チラシ)
自然体験プログラム実践講座 チラシ (PDF:3 MB)
その他
当日の天候等により、内容の変更や中止となる可能性がございます。
問い合わせ
琵琶湖環境部 環境政策課 企画・環境学習係
☎ 077-528-3453