「びわ湖の日・世界湖沼の日」特別企画~日本各地の湖沼の水産と地域の食文化(観光資源)を紹介します「芦ノ湖編」~

企画提案者:「びわ湖の日・世界湖沼の日」特別企画

 

(1)芦ノ湖とは(箱根町HP)

芦ノ湖は、箱根火山の中にあるカルデラ湖(注1)で、標高724mに位置し、周囲19km、面積6.9km2、最深部は43.5mもあります。

芦ノ湖が誕生したのは、今から約3,100年前に起きた神山の水蒸気爆発による土石流が、当時仙石原に流れていた川をせきとめて、その上流に水がたまり、湖になりました。

(注1)カルデラ湖: カルデラとは、火山の活動によってできた大きな凹地のこと。カルデラ湖とは、カルデラ全体または一部に雨水が貯まり湖になったもの。

(原文にあるルビは除きました)

詳しくは、次からご覧になれます。

https://www.town.hakone.kanagawa.jp/www/contents/1100000001498/index.html

 

(2)芦ノ湖の水産資源

芦ノ湖の魚については、芦ノ湖漁業協同組合のHPに詳しい説明があります。

ここでは、そこから主な点を抜粋して紹介します。

詳しくは、https://www.ashinoko-gyokyou.com/fish

〇 ニジマス(レインボートラウト):北米原産、日本には明治10年に移入されました。それ以来養殖されて芦ノ湖では明治43年に初めて放流されました。現在では平均200g~4kgの成魚の放流が低水温期の春を中心に行われています。

〇 ブラウントラウト:ヨーロッパ原産、シューベルトのピアノ協奏曲「鱒」で知られているたいへん美しいマスです。芦ノ湖へは、昭和47年箱根町と姉妹都市のカナダジャスパー国立公園より寄贈されたのが最初で、以来移植に成功し毎年放流が続けられ、現在までに野生化した89cm/11kgもの大型魚が釣れています。

〇 ヒメマス:北海道原産のベニザケの陸封されたものです。芦ノ湖へは明治42年十和田湖から移植されたのが最初で、生息の南限といわれています。大変美味しく、味の良さは芦ノ湖トップクラス。

〇 ヤマメ(サクラマス):平成10年ごろから稚魚で放流されるようになってきた在来種のマス類の魚で、現在では稚魚・幼魚放流のみとし、芦ノ湖で育った野生化個体の流線的で美しい魚体と、食して美味な身が大きな特徴。

〇 オオクチバス:北米原産、大正14年に日本で最初に正式な経緯のもと芦ノ湖へ放流されて以来、野生化し定着しています。釣り人に大変人気のある魚。

〇 ワカサギ:大正7年霞ヶ浦から種卵を移植したもので、近年芦ノ湖では独自の採卵技術「芦ノ湖水槽内自然産卵法」を確立。自湖産のみの放流で資源量も安定傾向にあり、現在では毎年3億以上の種卵を放流しています。芦ノ湖で資源量的に一番多い魚で生態系の底辺を担う大変重要な魚です。箱根町の魚として制定。

〇 ウグイ:芦ノ湖ではアカッパラと呼ばれ湖にもとから住んでいた魚で、学名に(トリポロドン・ハコネンシス)という名前のついた学術的に基産地として重要な意味を持っている魚です。資源量も安定傾向にある個体と言えます。

〇 その他:オイカワ・コイ・フナ・ヘラブナ・ヒガイ・ヨシノボリ・ウキゴリ・ナマズ・ウナギ・ドジョウ・ヌマチチブ・ブルーギル・コーホサーモン

 

(3)芦ノ湖のワカサギについて

芦ノ湖は、その昔箱根権現の御手洗の池としてその歴史を九頭龍伝説と共に伝えられています。芦ノ湖の公魚は、大正7年に霞ヶ浦から移植されてから現在に至るまで、大切に保護育成されてまいりました。
毎年10月1日に公魚刺網漁が解禁されています。その初漁の公魚を箱根神社に奉納し、宮中に献上されているもので、芦ノ湖産のわかさぎは、いつしか「公魚」と書かれるようになりました。また、昭和60年より「かながわの名産100選」にも選ばれ、箱根の特産品の一つとなっています。

詳しくは、芦ノ湖産のわかさぎ | 芦之湖漁業協同組合事務所

 

(4)芦ノ湖周辺の食文化

① 伝統料理として、

・ワカサギの甘露煮

素焼きしたワカサギを番茶で一昼夜煮込み、醤油・砂糖・みりんでさらに煮詰め、水あめで照りを出す。保存性が高く、正月料理としても定番。

・昆布巻き

甘露煮と並ぶ伝統的な保存食。

② 現代の人気料理として

・ワカサギのフライ・天ぷら・南蛮漬け

観光客に最も人気の高い食べ方。湖畔の食堂や旅館で提供。

・ニジマスのムニエル・フライ

中禅寺湖と同様、観光地として洋食文化が発展。

洋食文化が栄えているのは芦ノ湖らしいといえます。

③ ワカサギ料理

「うちの郷土料理」(農林水産省HP)リンクの方法

ワカサギの甘露煮 神奈川県 | うちの郷土料理:農林水産省

④ ワカサギが「かながわブランド」に登録

町の魚「公魚(ワカサギ)」が“かながわブランド”に登録 – マイ広報紙

⑤ 日本のワカサギを支える芦ノ湖

これは、箱根火山が生み出した豊かな自然と、産業を築いてきた人々が織り成す物語。
「繋げるプロジェクト」の第1回目は、箱根町の芦ノ湖でワカサギ漁業を支える「芦ノ湖協同組合」さんを訪ねました。(note「繋げるプロジェクト」から)

詳しくは、*繋げるプロジェクト*日本のワカサギを支える芦ノ湖#1芦之湖漁業協同組合|箱根ジオパーク

 

 

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(ご参考)令和7年度「びわ湖の日・世界湖沼の日」特別企画~日本各地の湖沼で、こんな取組があります「芦ノ湖編」~ は次からご覧になれます。

「びわ湖の日・世界湖沼の日」特別企画~日本各地の湖沼で、こんな取組があります「芦ノ湖編」 | みんなで、大津。

 

 

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