「びわ湖の日・世界湖沼の日」特別企画~日本各地の湖沼の水産と地域の食文化(観光資源)を紹介します「十三湖・小川原湖編」~

企画提案者:「びわ湖の日・世界湖沼の日」特別企画

 

(1)十三湖とは

① 十三湖は南北7キロメートル、東西5キロメートル、周囲31.4キロメートルと青森県で3番目に大きな湖で、十三の河川が流れ込むので十三湖と言われています。また、海水と淡水が混合した汽水湖で、ヤマトシジミの生息する自然豊かな湖です。
鎌倉時代から室町時代の中世に港湾都市として栄え、その跡である十三湊遺跡が当時の状況をうかがい知ることができます。(五所川原市)

十三湖 - 五所川原市

② 十三湖は青森県津軽半島北西部に位置する海水と淡水が混じり合った汽水湖です。

岩木川と日本海、ふたつの恵みが栄養豊富で美味しい大和しじみを育みます。十三湖産大和しじみは地理的表示(GI)保護制度に登録されています(組合概要)。

(十三漁業協同組合) https://jusangyokyo.com/?utm_

 

(2)小川原湖とは

① 青森県最大の湖、「小川原湖」。小川原湖は面積63.20平方キロメートル、最大水深25メートル、平均水深11メートルと、全国で11番目に大きな面積を持つ湖です。広大な湖全体が1つの地籍として登録されており、住所を持つ湖は全国でも小川原湖だけです。

八甲田山系を源とするミネラル豊富な水が高瀬川を通って流れ込む一方、満潮時に太平洋から海水が逆流して流れ込み、淡水と海水が混じる汽水湖という性質から独特な生態系をつくる小川原湖は、さまざまな水産資源に恵まれているため、「宝湖」とも呼ばれています。湖には、全国屈指の水揚げを誇るしじみ・しらうお・わかさぎが生息しています。(青森県観光情報サイト)

小川原湖|スポット・体験|【公式】青森県観光情報サイト Amazing AOMORI

② 小川原湖のしじみ(青森県東北町のHPから)

・小川原湖の恵み 旬のシジミを求めて ko20_07.pdf

・小川原湖の妖精「しじみーる」(キャラクター)

東北町ホームページ | 小川原湖の妖精「しじみーる」

 

(3)十三湖・小川原湖の水産資源と食文化の特徴

① 十三湖は海水と淡水が混じる汽水湖で、岩木川と日本海の栄養が混ざり合うことで、ヤマトシジミの理想的な生息環境が形成されています。宍道湖(島根県)・小川原湖(青森県)と並ぶ日本三大シジミ産地の一つです。

② 十三湖産大和しじみはGI(地理的表示)保護制度の登録品(2016年登録)

GI(地理的表示)とは、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。(農林水産省HPから)

地理的表示(GI)保護制度:

全国の登録産品一覧は、こちらから 登録産品一覧:農林水産省

③ 小川原湖産大和しじみもGI(地理的表示)保護制度に2017年に登録されました。

④ 小川原湖の主な水産資源はワカサギで、この湖のワカサギには「湖内滞留型」(一生を湖で過ごす小型群)と「降海回遊型」(一度海へ出て成長し、産卵期に戻る大型群)の2つの異なる生活史を持つワカサギが生息するといわれています。

⑤ しじみを使った料理が地域の食文化を象徴しています。

代表的な料理

・しじみ汁:旨味が濃く、地元家庭料理の定番

・しじみラーメン:透き通ったスープに濃厚な旨味が凝縮

・しじみ丼:炊き込みご飯や佃煮をのせた丼

・しじみカレー・しじみ寿司など創作料理も多数

この地のしじみは身が厚く旨味が強いことが特徴で、オルニチンが豊富なため健康食材としても注目されています。

⑥ 小川原湖のワカサギ食文化

地域ではワカサギが日常的に食べられ、学校給食にも登場するほど身近な存在です。

代表的な料理として、

・ワカサギの天ぷら

・唐揚げ

・南蛮漬け

・佃煮

・甘露煮

冬にはワカサギ釣りが観光資源となり、釣ったその場で揚げて食べるスタイルが人気を博しています。

 

(4)大和しじみについて

① しじみはその美味しさのみならず、古くから非常に栄養価の高い食材として重宝されてきました。肝臓の働きを助けるオルニチン、疲労回復効果のあるタウリンをはじめ、ビタミンB12、亜鉛、鉄分、カルシウムなどからだにうれしい成分が豊富に含まれます。

特に十三湖産大和しじみは必須アミノ酸のリジンをはじめ、アルギニン、アラニン、グリシン、バリン、グルタミン酸などのアミノ酸含有量が極めて高く、薬効はもちろん調理した際の旨味もまた格別です。(十三漁業協同組合HPから)

十三湖と大和しじみ

② しじみ獲りの伝統漁法 十三湖

十三湖でのしじみ獲りの伝統漁法は、湖底の砂や泥に生息するシジミをすくって捕獲する「鋤簾(じょれん)」や、水揚げされた中から小さなシジミをふるい落とす「から落とし」など、地元の漁師が考案した昔ながらの漁法を用いています。これらの漁法は、シジミの捕獲量の規制や休漁期・休漁区・禁漁区の設定、稚貝の保護、湖底清掃や植林などの環境保全を意識した漁法と評価されています。

➂水産資源が豊富な宝の湖、小川原湖のしじみ

小川原湖は特定農林水産物に指定されたシジミ貝「小川原湖大和しじみ」をはじめ、日本トップクラスの水揚げ量を誇るシラウオ・ワカサギなど水産資源の豊富な汽水湖です。(小川原湖漁業協同組合HPから)

小川原湖産大和しじみについては、小川原湖漁業協同組合 | 小川原湖のしじみ

 

 

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